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アエルっていいのかな?消費者金融探検隊の旅ブログ!
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成19年11月17日 朝日新聞 完済したのに・・・「ブラックリスト登録放置」と提訴 「融資受けられぬ」全情連に損害賠償
  消費者金融からの借金を10年以上かけて完済したのに、いわゆる「ブラックリスト」に載ったままのため銀行から新たな融資を受けられない。製造業の男性がこう訴え、信用情報を扱う「全国信用情報センター連合会(全情連)」などに慰謝料440万円を求める訴訟を東京地裁に起こした。

(解説)
  ブラックリストは金融機関が共有する個人情報で、貸し出しに問題が生じそうな利用者をリストアップしてある。訴状によれば、男性は消費者金融2社の借金を利息を含め全額返済した。その途中で過払い分を取り戻すことを弁護士に委任したところ、2社は「債務整理」とする情報を全情連に登録。完済後も情報は訂正されず、銀行に新規融資を申し込んだら拒否されたという。代理人弁護士は「過払い金の返還手続きをするとブラックリストに載る、と思わせてあきらめさせる業界の手法だ」と話しているという。
 過払い金の返還請求をするに際し、大きな障害になっているのがこのブラックリストの問題です。以前、某大手消費者金融の担当者に聞いたことがありますが、完済後の過払い請求でもブラックリストに登録するとのことです。まさに代理人弁護士の指摘どおりで、過払い請求を阻止するために悪用されている現状です。実際私のところに相談に来られた方でも、このブラックリスト問題で過払い金の請求を断念してしまうケースがかなりあります。特に個人事業をされている方々にとっては、運転資金等を借入できなくなることは死活問題です。我々法律専門家も信用情報機関の運用方法の変更を求めて活動すべき問題点です。

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